はい、皆様こんにちは。「勝手にお悩み相談室」です。今日も、ご本人と関係ないところで、勝手にお悩みを解決したいと思います。
ネットでこんな悩みを見かけました。
違法漫画サイトに自分が買ったマンガが載っていると少々腹が立ちます。損した気になってしまう自分も嫌だし、作者に対して失礼だからです。皆さんは腹立ちますか？？
はい、腹が立ちますね(笑)
私は漫画が大好きです。ひと昔前は「漫画ばかり読んでいないで勉強しなさい！」などと言われたものですが、最近の漫画は、漫画を通して学べるような奥深い内容のものが多くあります。私は漫画で漢字を覚えたようなものです(笑)
芸能人でも広瀬アリスさんや麒麟の川島明さん、かまいたちの山内健司さん、品川庄司の品川祐さんなどが、漫画愛を熱く語っていますね。
「違法漫画サイト」は漫画家の努力を水の泡にする
「違法漫画サイト」というのは、本来お金を払って読むべき漫画を違法に転載してアップしているサイトのことです。
漫画好きの私としても、お悩みの方と同じくこの問題は見過ごせません。
近年、
「全ての漫画が全巻無料で読める！」
と大々的に銘打って違法に漫画を転載しているサイトが増えてきているのはご存じですか？
私自身、毎日のように漫画を読んでいるのですが、この手のサイトを見るとお悩みの方同様、非常に腹が立ちます。
無料で漫画を読まれたら作者にお金が入らない
そもそも漫画家さん達は、それを「仕事」としてお金を稼いでいるわけで、自分が労力をかけて作り上げた作品が「無断」で、しかも「無料」で読まれてしまったら、作者さんがどうなるかは明白ですよね？
ここで「自分一人が買わなくても他の誰かがお金を出して買っているから」と思う人がいるかもしれませんが、そんな他人任せの人が社会に出て、きちんとした仕事ができるとは到底思えません。
正当な対価を払わずに「漫画」という日本が誇る素晴らしい文化を楽しもうだなんて考えは、非常に自己中心的です。
作品に、そして何より漫画家への冒涜です。
「漫画村」事件では損害額3200億円！
2019年にニュースに大々的に取り上げられた海賊版漫画サイト「漫画村」の運営者が逮捕されたのは記憶に新しいと思います。
このサイトでは約7万冊の漫画が違法に転載され、推定総額3200億円の損害が出た、とされています。
これって凄い数字ですよね。
友人の間でも漫画の話になり「これ漫画村で読んだ」など言っているのを聞いて、とても嫌な気分になる事がありました。
利用した理由を聞いてみると
「お金はないけど漫画は読みたいから」
「違法なサイトだと知らなかった」
この二つが圧倒的に多かったです。
後者は、それが本当の事ならば、仕方ない部分も少しはありますが、前者に関しては確信犯なので本当に許せない思いでした。
《☟☟広瀬アリスさんおすすめの漫画。西野七瀬さん主演で映画化もされました☟☟》
|
|
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/24091274.2444b589.24091275.510c3092/?me_id=1229256&item_id=10111455&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fmangazenkan%2Fcabinet%2Fsyncip_0019%2Ft9784091837981_01.jpg%3F_ex%3D128x128&s=128x128&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
違法サイトでファンが自分の漫画を読んでいると知った作者の悲しみ
ツイッターでも漫画家の悲痛な叫びが大きな反響を呼んでいました。
自分の漫画を読んだというファンの人に
「雑誌ですか？単行本ですか？」
と質問したら
「○○っていうサイトです！」
と返ってきたそうです。
この○○というサイトは違法漫画サイトの事だったそうです。
ファンの人はそれが違法サイトだとは知らなかったみたいですが、漫画家さんがその時受けたショックは計り知れません。
そしてとても悲しかったと思います。
違法サイトで漫画を読んでいる人は捕まっていないだけで、食い逃げと同じ事をしているのです。
ならば古本屋はどうなのか？と思う人もいるでしょう。
私個人の考えで言えば違法サイトで読むくらいなら、古本屋で安く購入した方が何倍もマシだと思っています。
古本屋で買っても違法サイトで読んでも漫画家にお金が入らないのは一緒ですが
「紙媒体を手に取って読む」
という行為に意味があると思うからです。
漫画家の印税の仕組み
始めに、1万部出版社が漫画を刷ったとします。
まずここで1万部分の印税が漫画家に支払われます。
そこから全国の本屋で販売され、1万部以上売れれば重版となり、再び重版分の印税が支払われます。
逆に8000部しか売れなかった場合は、残りの2000部は出版社が損害を背負うシステムなのです。
古本屋は作者と読者の落としどころ
古本屋に置いてある漫画は、基本的に一度誰かが新品で買ったものです。
漫画家さんとしては、もちろん新品で買ってくれるのが一番ですが、違法サイトで読まれるよりは、多少の気持ちの差はあると思います。
お金に関する考え方には個人差があるので
「漫画を読みたい」
と言う気持ちさえあれば、古本屋を選ぶのは賢い方法かも知れません。
「お金を出来るだけかけたくない」
「きちんとお金を払って読んでほしい」
双方ギリギリの落としどころではないでしょうか。
まとめ：漫画を愛するなら無料で読まず、作者に対価を払うべき
子供から大人まで、私達日本人は皆、漫画に親しんでいます。
漫画の中の登場人物に励まされたり、漫画の中のセリフに感動した事が、誰でも一度はあるでしょう。
そんな素晴らしい作品に対して、お金を払わず読もうだなんて、寝る間も惜しんで描いて下さっている漫画家さんに対して、本当に申し訳ない話だと思いませんか？
「漫画」は日本の素晴らしい文化です。世界に誇れる文化です。
―違法サイトで漫画を読んでいるあなたへ―
あなたも漫画が好きならば、漫画に携わる人達を大切に守り、素晴らしい作品を描き続けてもらいたいとは思いませんか？
違法漫画サイトを利用している人をなくす事から始め、素晴らしい作品にきちんと対価を支払い、みんなで漫画を楽しみましょう！！！
【ライター：ミスターT】
