あなたは日頃からトマトを食べていますか?トマトといえば鮮やかな赤色でみずみずしく、好きな人も多いでしょう。
昔のトマトは青っぽくて酸っぱくて、子供が嫌いな野菜の上位にランクインされていましたが、今のトマトはフルーツと間違えるほどの甘さです。
そんなトマトですが、近年はダイエットや健康、また免疫力の向上に効果的な栄養素が豊富に含まれていることがわかりました。おいしい上に健康にも良い。コスパ良すぎですね~。
そもそもトマトとは16世紀にヨーロッパに渡った野菜ですが、当時は毒を持っていると思われていて、観賞用に過ぎなかったようです。
そして19世紀になりやっと食用として広く栽培され始めたようです。またトマトは種類が多いことでも有名で、世界中で何千種類ものトマトが栽培されているようです。
指原梨乃さんは、体型維持のために野菜をたくさん摂取しているそうですが、中でもこの「トマト」をたくさん食べるように心掛けているそうですよ!
今回はこの「トマト」の素晴らしさを、声を大にしてお伝えしたいと思います!
トマトは美容にも健康にも欠かせない!
スーパーで普通にみかけるトマトに、美容や健康に欠かせない成分が入っているなんて、ありがたい限りです。ここではトマトが与えてくれる美容と健康についての効果について述べたいと思います。
美しい肌になりたかったら「トマト」!
トマトには「リコピン」という成分が豊富に含まれています。そもそもリコピンとは天然の色素のことでトマトに多く含まれていることからも分かるように、赤色の色素成分であるカルテノイドの一種です。トマトの他にもスイカや柿にも含まれていて、様々な効果を発揮します。
- まず紫外線によって生成されるメラニンを抑制する効果があります。なので紫外線が原因で起きるシミの予防や美肌効果に期待ができます。
- またコラーゲンの生成を促進させる効果もあります。肌はコラーゲンによって支えられているため、それが減ると肌のハリやツヤが保てず、結果シワが増えてしまう原因になります。
トマトを食べることで特に女性にとって非常に嬉しい効果が期待できるのです。
血糖値を下げたかったら「トマト」に限る!
欧州には「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。これは一体どういうことなのでしょうか?
実はトマトは「医者が食べている食品のトップ」に君臨しているほど、健康にとって重要な食品なのです。代表的なものとして血糖値を下げる効果があります。
ニュージーランドの大学で行われた実験によると、2型糖尿病の人がトマトジュースを1日に500ml飲んだところ、血中のリコピンのレベルが3倍に増え、
酸化LDL(超悪玉のコレステロール)のレベルは低下しました。
他の国でも同様の実験をしたところ同じような結果が出ました。
つまりことわざは「人々がトマトを食べている時期は医者いらず」
という意味なんですね。
毎日生のトマトを食べるのはちょっと…という人はトマトジュースでも効果が実証されたので高血圧の人にはとってもありがたい話なのではないでしょうか。
どうせならリコピンの吸収率を爆上げしたい!
様々な効果が期待できるリコピン。生のトマトをそのまま摂取するのももちろん良い方法ですが、実はもっと効率的に摂取する方法が存在するのです。
1つ目は油と一緒に摂取することです。リコピンは油に溶けやすい性質のため油と一緒に食べることで体内への吸収率がアップするのです。オリーブオイル等で炒めると抜群ですね。
2つ目は加熱することです。リコピンは加熱することで吸収率が高まるのでぜひトマトソースなどで食べるのがおススメです。
またリコピンは調理法だけでなく「いつ摂取するか」も大事です。大手飲料メーカー「カゴメ」の行った実験によると、朝昼晩の中でも特に「朝」摂取するのが一番いいらしいです。
朝ごはんと一緒にトマトジュースを飲む習慣をつけると楽に毎日続けられていいですよね。
トマトの旬は夏のようで実は夏じゃない!
トマトといえば夏野菜の代表といっても過言ではないですよね。そんなトマトですが、旬は夏ではありません。ではなぜ夏のイメージが定着したのでしょうか?
その答えは遠い昔にさかのぼります。
トマトが日本で栽培され始めた当時は農具や温室の設備が充分ではなく「春に種をまいたものは、夏に実がなる」という構図から「トマトの旬=夏」となったそうです。
そもそもトマトの特長として高温多湿に弱く、冷涼で強い日差しを好みます。この時点で夏には向いてませんよね(笑)。
では旬はいつなのかといいますと、先ほど書いた特性から考えて「春から初夏、秋から初冬」が一番美味しい時期、つまり旬といえます。
いつの時期に食べても美味しいトマトですが、旬の時期に出回るものを食べてみると何か違いが分かるかもしれませんね。
まとめ:「トマト」でお肌すべすべ!美容も健康も手に入れよう!
いかがでしたか?お手頃価格で美容も健康も手に入ってしまう「トマト」って神だと思いませんか?
そのまま食べてもジュースにしてもよし、ゼリーもありますよね。取り入れやすい方法を見つけて、リコピンをどんどん摂取しましょう!
おまけ【トマト活用レシピ】①トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ
言わずと知れたトマト料理の王道。オリーブオイルと一緒に食べることでリコピンの吸収率アップも狙える優秀な料理です。お好みでアボカドを加えると見た目も味ももっと良くなります。
★基本の分量
- トマト 1個
- モッツァレラチーズ 100g
- バジル 6枚
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- 黒コショウ 少々
①トマトはヘタを取って1㎝幅に切る
②モッツァレラチーズは1㎝幅に切る
③皿にトマトとモッツァレラチーズを交互に並べ、上にバジルを散らし、オリーブオイル、塩、黒コショウをかけたら完成!!
おまけ【トマト活用レシピ】②トマトとツナコーンの合わせ
この料理は少しだけ手間がかかりますが味は抜群に美味しいのでお子さんと一緒に造ってみるのも楽しいかもしれません。
基本の分量
- トマト 3個
- ツナ缶 1缶
- コーン缶 1缶
- マヨネーズ 適量
①トマトは上部分を切り落とす(最後に蓋にするので捨てない)
②トマトの中身をスプーンで出す
③出した中身とツナ、コーン、マヨネーズをボウルで混ぜ合わせ、中身を出したトマトに詰めて蓋をしたら完成!!