はい、皆様こんにちは。「勝手にお悩み相談室」です。
今日も、ご本人と関係ないところで勝手にお悩みを解決したいと思います。
ネットでこんな記事を見かけました。
「一度も婚姻歴がない独身よりも
子供がいないバツイチの方が
今の時代は生きやすいと思いますか?
それか女性ならシングルマザーの方が
今の時代は生きやすいでしょうか?」
Yahoo!知恵袋より
このお悩みさん、年齢はおいくつなんでしょうね。
これまでこのような事をじっくり考えたことがなかったのでとても良いお悩みだな~(?)と思いました。
今の時代は、どんな環境下にあっても「生きにくい」と個人的には思いますが、その中でも「生きやすい」生き方があるとしたらどんな生き方なんだろう?
そして「生きやすい」って何だろう?
「幸せ」と「生きやすい」はイコール?
私も考えながらお答えしてみたいと思います。
「シングルマザー」「独身」「子なしバツイチ」女性が生きやすいのはどれ?
ここでは、女性シングルの生き方3パターンの「生きやすさ」「生きにくさ」「幸福感」についてまとめてみましょう。
お悩みさんは出来るだけ「生きやすい」生き方を選択したいようですが「生きやすい」生き方を求めるのであれば「シングルマザー」は最初に消去されるでしょう。
なぜなら、子どもは「母親が生きやすい生き方をする為に」存在しているわけではないからです。
このような動機で子どもがいたら、その子が不幸になります。
シングルマザーが生きやすくなる為には「鈍感である」能力が必要
シングルマザーには2パターンあります。
すなわち「未婚の母」と「離婚の母」です。
平成28年度の厚生労働省による調査の結果では「離婚の母」が約80%に対し「未婚の母」は8.7%でした。
「離婚」と「未婚」では同じシングルマザーでも国の補助の基準が違い「未婚の母」では受けられない補助もあるようです。
「未婚の母」はその割合に比例するように、肩身の狭い思いをしているのかも知れません。
シングルマザーである事はカミングアウト出来ても「未婚」で出産したという事は人に言いにくい。
そして「離婚の母」以上に、周囲には理解されにくい。
お悩みさんの視点で言うと未婚の母は「生きにくい」という事になるでしょう。
では「離婚の母」は生きやすいのかというと、そういうわけでもありません。
金銭的には補助もあり、保育園の入所も再優先でさせてもらえます。
待機児童が問題になっている昨今ですが、息子が1歳の時からシングルマザーの私は、保育園の順番には悩んだことがありません。
むしろ選べるくらいでした。そういった面では「生きやすい」と思います。
ただ、シングルマザーそのものに対して周囲が「一風変わっている」という見方をする、という事は否定できません。
ここが「生きにくい」ところです。
そもそも日本人の「排他的」とも言える国民性からして、国民の大部分を占める「夫婦と子ども」で構成される「家族」というものが「普通」であり、そうでないものに対しては多少の偏見がある、というのは日本に住んでいる限り仕方ないのかも知れません。
私も離婚したての頃に入社した会社で、家族構成を聞かれ誇りを持って
「私と息子の2人暮らしです!」
と答えたところ
「あら、変な事聞いてごめんなさいね」
と言われました。
この言われように
「何でそんな事いうの( ノД`)シクシク…」
などと敏感に反応していては、シングルマザーとして生きにくくなります。
私はこの時
「え?全然変な事じゃないですよ(^^♪」
とさらりと言ってのけました。偉いな~私(笑)
どのような環境においても「生きやすさ」は自分で生み出さなければなりません。
シングルマザーとして「生きやすく」するには、周囲の反応に「鈍感である」事と、子どもとの暮らしに誇りを持つ事が大切です。
お悩みさんはそれが出来そうですか?
独身が生きやすくなる為には「孤独を堪能する」能力が必要
仕事さえしていれば、金銭的には独身が最も生きやすいでしょう。
収入の全てを自分の為だけに使えるなんて、シングルマザーからすれば夢のようです。
家を出て一人暮らしをしていれば「結婚しないの?」としつこく迫る親もいないし、今は「1人カラオケ」や「1人焼肉」や「ひとり旅」など、独身を応援してくれるかのようなシステムがいろいろあります。
休日にぼーっと過ごしても、部屋がどんなに汚れても、別に文句も言われないし、困るとしたら自分だけ。これは快適!生きやすい!と思いますか?
尾崎放哉という人の有名な句に「咳をしても一人」というものがあります。
「どんなに激しい咳をしても、看病してくれる人もいなければ心配してくれる人もいない」
という意味です。途方もない孤独を嘆じた句です。
独身とは要するに、こういう事です。
周りの友達がどんどん結婚し子供をもって家族の形を作っていくのを横目に「咳をしても一人」を堪能できる孤独力が、独身を生きやすくするには欠かせません。
子なしバツイチの生きやすさは「結婚し離婚する」という修羅場の先にある
「子なしバツイチ」はもしかしたら1番生きやすいのかも知れません。
結婚していた当時から仕事をしていて、夫の収入も合わせるとかなりの額があり、それなりに生活水準も高い暮らしをしていたかも知れません。
子供がいない分仕事に全力投球で、仕事上の付き合いにも気兼ねなく参加でき、職場でそこそこの地位にある人もいるでしょう。
ですが…「子なしバツイチ」の環境にたどり着くまでが大変です。
何しろ「結婚して」「子供は産まず」「離婚」しなければならないのですから。
子なしバツイチの環境が作り出せたとき、心身ともにボロボロかも知れません(笑)
まとめ:結局シングル女性の道は「茨の道」であり、生きやすいかは自分次第
「生きやすい」ってどういうことでしょう?
「ラクに生きられる事」を指すのであれは、ラクな生き方なんてありません。
生きるという事自体がラクなものではないからです。
「そこそこの幸福感を味わいながら楽しく生きていく」事が「生きやすい」のだとしたら、そこそこの苦労も味わわなければ、幸福感は得られません。
女性のシングルというのは、多かれ少なかれ偏見の目にさらされます。
生活そのものも大変で、八方塞がりになる事もあります。
毎日の泣き笑いの中に幸福を感じ、生きやすさを宿す努力が出来なければ、女性のシングルとして「生きやすく」暮らしていくことは難しいのではないでしょうか。
お悩みさんは、どの道に進みますか?