こんにちは。今回の記事はtanokunの息子「ミスターT」が執筆致します。
突然ですが、あなたは
「人狼ゲーム」
をご存じですか?
「名前は聞いたことあるけど、どういうゲームかは分からない」という人が多いのではないでしょうか。そこで今回はそんな若者を中心に人気が高い「人狼ゲーム」が、どのようなものなのか説明したいと思います!
「人狼ゲーム」誕生までの歴史
近年日本で流行している人狼ゲームですが、その歴史は意外にも長いものでした。
そもそも人狼ゲームの元となったものは、1986年にロシアの心理学者が考案した、市民とマフィアが争う
「Mafia」
というゲームだと言われています。
約30年後に日本で流行るなんて当時の人が聞いたらビックリするでしょうね(笑)
その後、2001年にアメリカのLoony Labs社が
「Are You a Werewolf?(汝は人狼なりや?」
を発売しました。
日本では2002年に発売された
「タブラの狼」
というカードゲームで有名ですね。
そして時は流れて今、人狼ゲームはアプリで大人気になっています。
あの「斎藤工」さんも一時期、芸人さん達と人狼にハマっていた!
俳優の斎藤工さんも、一時期人狼ゲームにどハマリし、仲良しの芸人さん達と楽しんでいたそうです。
多方面に才能があり、かつ思慮深そうな斉藤工さんが人狼ゲームをしたなら、奥深い考察で、対戦相手はかなりの苦戦を強いられる事でしょう。
あのイケメン斎藤工さんなら、人狼キャラそのものでも似合いそうですね。
「人狼ゲーム」は「人狼が誰なのか」を暴く推理ゲーム
人狼ゲームは人数が多ければ多いほど楽しめると私は思います。
そんな人狼ゲームの中でもいわゆる
「スタンダード村」という
「9人+ゲームマスター(進行役)1人で行う人狼ゲーム」
について、ルールやそれぞれの役職を説明します。
カードをひき、それぞれの役職を割り当てる
まず9人のうち「6人が村人陣営、3人が人狼陣営」の割合になると
パワーバランスがちょうど良くなると思います。
- 「村人」と書かれた紙を3枚
- 「霊媒師」と書かれた紙を1枚
- 「占い師」と書かれた紙を1枚
- 「狩人」と書かれた紙を1枚
- 「人狼」と書かれた紙を2枚
- 「狂人」と書かれた紙を1枚
計9枚用意して、1人ずつ引いていきます。
もちろん書かれている言葉(役職と呼ぶ)を他人に教えてはいけませんよ。
「人狼」と「狂人」は人狼陣営、それ以外は村人陣営になります。
早速9人が円になって向かい合ったらゲームスタートです。
村人は人狼候補を昼のターンで毎日1人ずつ追放
ここでゲームマスター(進行役)が
「全員目を閉じてください。そして人狼の人だけ目を開けて下さい」
と言います。
そうする事で人狼は相方が誰なのかを確認します。
タッグを組んで村人陣営に勝つ為の相方ですね。
するとゲームマスターが
「1日目の昼の会議を始めて下さい」と言い
9人で話し合いを始めます(基本的に昼の会議では1番怪しい人を追放します)
これを「追放会議」と呼びます。
それぞれの「役職」の解説
ここで、それぞれの役職が持つ特殊能力について解説しておきましょう。
- 「霊媒師」…昼の会議で追放された人の役職が何だったのか、を言う事ができる。
- 「占い師」…毎晩1人を選んで、その人が白(村人陣営)か黒(人狼陣営)かを 翌日の昼の会議で言う事ができる
- 「狩人」…毎晩1人を人狼の襲撃から守る事が出来る。
- 「狂人」…村人側の裏切り者。役職をかたって人狼が有利になるよう場をかき乱す。 発言は全て事実と逆。
※村人と人狼には特殊能力はない
まず「霊媒師」が名乗り出る
初日の昼はゲームスタートを兼ねています。
それぞれの役職の主な動きですが
まず「霊媒師」が自らの役職をみんなに明かします。
そうする事でIGL(インゲームリーダー=参加者の中のリーダー)の役割につきます。
霊媒師は、昼に追放された人の役職を知る事ができます。
そのため追放会議の後「誰を追放するか」の最終決定権を持つのが基本です。
「本物の占い師」と「ニセ占い師」が名乗り出る
霊媒師が名乗った後に
「本物の占い師」と
「占い師のフリをする狂人」が共に
「私は占い師です。○○さんを占ったら白(村人)or 黒(人狼)でした。」
と言うのがスタンダードな流れです。
「本物の占い師」の能力は毎晩1人を選んで、その人が「白」か「黒」かを知る事ができる非常に重要な役職です。
ただ、これだけだと人狼陣営は不利になってしまうので、ここで活きてくる役職が「占い師のフリをする狂人」です。
狂人は村人陣営に潜む裏切り者。でも表向きは村人陣営なので、本物の占い師に占われても
「白」
と出る、最強と言っても過言ではない役職なのです。
「狂人」が「占い師」として名乗り出るメリットは幾つかありますが一番のメリットは
「人狼2人に、自分が狂人であるという事を伝えられる」
という事です。
では「狂人」が「占い師」と名乗り出ることで、場にどのような効果が生まれるのでしょうか?
「ニセ占い師」は人狼を守る
「占い師」は
「毎晩1人を選んで白か黒かを翌日の会議で言える」
と説明しましたよね。
つまり「事実と逆の発言しかしない狂人」が「占い師」のフリをする事によって本当は「黒」である人狼2人に対して「この人を占って白でした」と事実と逆の発言をし、人狼を守る事が可能なのです。
もちろん本物の「占い師」からしたら「??」でしょうが、本物の占い師以外は2人のどちらが本物の「占い師」か分かりません。
もし、本物よりも真実味のある考察が占い師のフリをした狂人にできれば、かなり人狼に有利な展開に流れを持っていけるわけです。
役職を名乗り出ていない、占われてもいないグレーの中から2人が選ばれ舌戦
「霊媒師」はまだ占われていなくて、なおかつ役職を公開していない残りの参加者の中から2人を選んで「お互いの怪しいところ」の意見を戦わせ、最終的に追放する1人を選んで投票します。
先ほども言った通り、投票はしますが追放する人を最終的に決めるのは「霊媒師」です。
夜のターンは人狼が村人1人を襲うことができる
そして夜の会議へと場面を移します。
夜は「人狼」の時間と言ってもいいでしょう。
全員目を閉じて、ゲームマスターが
「人狼は目を開けて、襲撃する人を1人指さしてください」
と言います。
このままでは「人狼」に村人陣営が食べられてしまいます。
「狩人」は誰か1人を人狼の襲撃から守る事ができる
ここで登場するのが「狩人」です。
「狩人」は「人狼」が襲撃する人を選んだ後にゲームマスターの声かけで目を開け、誰か1人を襲撃から守る事が出来ます。
もちろん狩人が「守る人」と人狼が「襲撃する人」が違えばそのまま1人消えてしまいますが、もし守る事ができたなら、村人陣営にとってかなり有難い展開です。
翌日昼の会議では「霊媒師」と「占い師」の情報を元に更に人狼を絞り込む
そして忘れてはいけないのが、「霊媒師」と「占い師」です。
「霊媒師」は先ほども書いた通り
「前日の昼に追放された人がどちらの陣営なのか」
を見る事ができます。
そして「占い師」も先ほども書いた通り
前日の夜に怪しい1人を選んで占う事が出来ます。
これらの情報が翌昼の追放会議で明かされ、それを元に、更に人狼を絞り込みます。
その後もこの一連の流れを繰り返して、最終的に村人陣営が「人狼」の2人を当てて追放すれば村側の勝利。
または「人狼陣営の数」が「村人陣営の数」を超えたら人狼側の勝利、となります。
まとめ:「人狼ゲーム」はやればやるほど奥深くて面白い!ハマること間違いなし
このゲームは騙し合いや駆け引きの要素がとても強く、オンラインで他の人がゲームしているのを見ているだけでもワクワクします。
中でも「狩人」や「狂人」の動きはゲームの勝敗に大きくかかわってくるので、この役職が上手い人がいるだけで、スムーズにゲームが進みます。
今回は9人の場合の人狼ゲームについて書きましたが、これより人数が減ったとしてもゲーム自体はできるので大丈夫です。
また役職は他にもたくさんあり、第三の陣営なども出てきたりして、ゲーム性がかなり高くなります。
ぜひルールを覚えて友達や家族で楽しんでみて下さいね!
観戦が出来るアプリもありますよ。
人狼はあなたの背後に忍び寄っているかもしれません…